救い主であるジュリアンとの結婚は運命だと思っていた。たとえ彼に支配され、所有されていても。しかし、彼の異母兄弟であり、冷酷な「氷刃の狼王」ルシアンが乱入し、ジュリアンに重傷を負わせ、震える私の体を庇ってくれるまでは。彼の深紅の瞳には苦痛が燃え盛り、声はかすれていた。「怖がらないで」と。でも、私は彼の兄のもの。禁じられた庇護、歪んだ恩義、そして一人の男を求める傷ついた魂…真実はどこにあるのだろうか?